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西島秀俊「自分と変わらないじゃないか。と親近感を持てるのがいいところ」〜ドキュメンタリー『WHO I AM』シリーズ3スタート

トークセッションで右からパトリック・アンダーソン、車いすテニス国枝慎吾、司会の松岡修造(撮影:越智貴雄)

 東京・有楽町で10月16日、WOWOWがパラリンピック委員会(IPC)と共同で制作・放送するパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」の特別試写会&トークセッションが開催された。
 今月からスタートするパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズの第3弾には、世界中のメダリスト8人が登場する。

車いすバスケ競技中のパトリック・アンダーソン(右)=2006年車いすバスケ世界選手権(撮影:越智貴雄)

 10月25日に放送する「車いすバスケの神様 パトリック・アンダーソン」の試写に続き、後半には来日したパトリック本人のほか、日本車いすテニスの国枝慎吾、車いすバスケ日本代表の豊島英とともに、元プロテニスプレーヤーの松岡修造氏の司会によるトークセッションが行われた。

「このシリーズはパラリンピアンのパフォーマンスと努力が描かれています。競技もさることながら、一番の見どころは日常を楽しんでいる姿を描いているところです」そう魅力を伝えたのは、スペシャルゲストとしてトークショーに出演した俳優の西島秀俊さんだ。西島さんは、同番組のナビゲーター&ナレーションを務めており、毎回映像を見ながらポイントの整理をしていたという。

 西島さん自身が見どころとして上げたのは、パトリックアンダーソンがスポーツと音楽、家族のバランスをいかにとるか苦悩している姿だった。「競技の場では一流選手であっても、日常生活で悩む姿は一般の人と同じです。『自分と変わらないじゃないか』と親近感を持てるのが『WHO I AM』のいいところ」と話した。

番組ディレクターの白井景子さん(撮影:越智貴雄)

 「車いすバスケの神様 パトリック・アンダーソン」のディレクターの白井景子さんは、特にアラフォー世代に見てほしいと言う。
「『神』と呼ばれた選手が年齢を重ね、次の世代を担う選手にパスを積極的に出す姿は、若手社員に手柄を取らせようとする中間管理職のマネジャーと重なります」

 映像では、来年40歳を迎えるパトリック・アンダーソンがアスリートとしてだけでなく、妻との音楽活動(デュオでプロ活動中)、そして子育ての3つのバランスで揺れ動く姿が映し出される。「まさに子育て期を迎える世代と近い感覚で、そういった人たちにぜひ見てもらいたいです」と話す。

 やりがいのある仕事と打ち込みたい活動、そしてかけがえのない家庭のバランスは、万国共通、どの業種であっても通じる悩みだ。また、目の前に二つの道があれば、どちらか一方に進むのが一般的な選択肢だろう。しかし、アスリート兼ミュージシャンというパトリック・アンダーソンの生き方を見ることで、「いや、どちらもやってみようか」と肩の力を抜いた新しい選択肢が生まれるかもしれない。

 「WHO I AM」シリーズ3(全8回)は10月25日から午後10時からwowowプライムで放送スタート。2016年から放送されてきたシリーズ1・2の16作品は現在無料配信中(無料のWEB会員登録が必要)だ。

(文・上垣喜寛)

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