速報 辻内彩野、100m自由形で銀メダル「嬉しくて泣きました」【パラ水泳世界選手権】

銀メダルを手に笑顔の笑顔の辻内彩野(撮影:越智貴雄)
シンガポールで開催中のパラ水泳の世界選手権(大会5日目)は25日夜、女子100メートル自由形(S12=視覚障害)の決勝が行われ、辻内彩野(三菱商事)が1分00秒73で銀メダルを獲得した。優勝したブラジルのマリア・カロリンとは0.22秒差だった。
辻内は23日の50メートル自由形、24日の混合メドレーリレーでともに銅メダルを獲得しており、大会3個目のメダル獲得となった。昨年のパリ・パラリンピックでも同種目で銅メダルを獲得している、得意種目での表彰台だ。

銀メダルを獲得した辻内彩野(撮影:越智貴雄)
レース後、辻内は「前半、かなり置いていかれていたので、ちょっとやばいかもと思ったんですけど、後半で追い上げることができました。久しぶりに00秒台のタイムを出せて、その瞬間、涙が出ました。苦しい時期もありましたが、後半のスタミナ強化が自信につながったと思います」と振り返った。
メダルについては「銅メダルコレクターから抜けことができました(笑)。メダルというのは見えていたので、それにとらわれずにタイムをしっかり出したいなというのでやってきたので、00秒という結果とともに、銀メダルというのはすごくうれしいです。」と笑顔を見せた。
(取材・文:越智貴雄)