「元気玉」で気合注入 戸田夏輝、自己新で銀 男子1500メートル【パラ陸上世界選手権】

レース後、日の丸を手に笑顔の戸田夏樹(左)(写真提供:パラ陸上競技連盟)
ニューデリーで開催中のパラ陸上の世界選手権(大会8日目)は4日午前、男子1500メートル(T20=知的障害)決勝が行われ、戸田夏輝(NDソフト)が3分52秒45の自己新記録をマークし、銀メダルを獲得した。
レースは序盤から積極的に飛び出し、900メートル付近まで先頭を走る力走。その後も後半にかけて粘りの走りを見せ、自己ベストを更新して表彰台をつかんだ。優勝はマイケル・ブラニガン(米国)で、3分50秒44の大会新記録だった。

力走を見せる戸田夏樹(写真提供:パラ陸上競技連盟)
レース後、戸田は「初出場でここまで走れるとは思わなかったのでうれしいです。粘って走りました。(スタート前に両手を上げて空を見上げていた姿は)元気玉で気合を入れました。これからいろいろな大会があるので頑張っていきたい」と笑顔で語った。
(文:越智貴雄/情報提供:日本パラ陸上競技連盟)