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「世界で活躍したい」北海道の冨山美優、日本ボッチャ選手権で準優勝【日本ボッチャ選手権】

ボッチャ日本選手権決勝でボールを放つ冨山美優(撮影:越智貴雄)

国内最高峰の大会であるボッチャの「第27回日本ボッチャ選手権大会」(大会最終日)が18日、愛知県豊田市のスカイホール豊田で行われた。東日本予選を全勝で勝ち上がり、本大会に初出場した女子BC2クラスの冨山美優(ドリームボッチャ札幌)は、準決勝を5―0で制して決勝に進出。決勝では1―4で敗れたものの、準優勝を果たした。

表彰式でメダルを手にする冨山美優(撮影:越智貴雄)

初出場ながら決勝まで勝ち上がった冨山は、「日本選手権に出場できてうれしいです」と喜びを語り、「北海道の家族に伝えたい」と笑顔を見せた。

冨山がボッチャを始めたきっかけは、将来有望なパラアスリートの発掘・育成を目的としたJ-STAR(ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト)だった。「日本ボッチャ協会の方に声をかけていただきました。それまでボールに触ったこともなく、クラス分けも受けていませんでした」と振り返る。

小さい頃からスキーや水泳、登山など、さまざまなスポーツに親しんできたが、ボッチャの大会に初めて出場した前回大会は予選敗退に終わっていた。そこから経験を積み、国内最高峰の舞台で一気に結果を残した。

試合後、充実した表情で笑顔を見せる冨山美優(撮影:越智貴雄)

競技の魅力については、「一人で黙々と集中できるところ。狙ったところにボールが当たった時がうれしくて、快感です」と話す。今大会についても「勝つつもりというより、この舞台に立てたこと自体が楽しかった」と語り、終始前向きな姿勢が印象的だった。

普段の練習は地元の身障者センターが中心で、当日の朝に電話で施設の空きを確認し、空いていればコートを設営して練習している。冬場は体育館が冷え込むため予約も少なく、大会前は空き時間を見つけてほぼ毎日のように練習を重ねた。

初出場で準優勝という結果を残した20歳の冨山は、「世界で活躍できる選手になりたい」と、次なる目標を見据えている。

(取材・文:越智貴雄)

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