福永凌太、わずか0秒03差の銀 男子400メートル【パラ陸上世界選手権】

力走を見せる福永凌太=写真は予選のレース(撮影:越智貴雄)
ニューデリーで開催中のパラ陸上世界選手権(大会7日目)は3日夜(現地時間)、男子400メートル(T13=視覚障害)決勝が行われ、福永凌太(日本体育大学)が49秒03のシーズンベストで銀メダル。優勝はドイツのマックス・マルツィリエで49秒00、わずか0秒03差だった。
福永は男子走り幅跳び(T13)でも銀を獲得しており、今大会2つ目のメダルとなった。
決勝では前半から先頭を走り、100メートル、200メートル、300メートルをトップで通過したが、最後の直線で逆転され2位に終わった。
レース後、福永は「予選を終えて今の状態やタイムを見て、決勝では前半をあまり行きすぎずに勝負することに意識をした。相手(金メダリスト)が追い上げているのが分かったのは残り50m切ったあたりだと思う。最後、抜き返そうと思ったが足らなかった。今シーズン、スタートから(怪我の影響で)なかなかうまくいかずそれが続いてしまった。悔しいこともあるがこの結果に喪失感もある。また一からやり直したい」と話した。
(文:越智貴雄)