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リオ銀の山本篤がスノボ大会に初参戦! 第3回全国障がい者スノーボード選手権大会

決勝ゴール後、ガッツポーズする山本(撮影:越智貴雄)

決勝ゴール後、ガッツポーズする山本(撮影:越智貴雄)

 18日から19日の2日間、長野県白馬乗鞍温泉スキー場で第3回全国障がい者スノーボード選手権大会決勝が行われ、大腿義足男子クラスに、リオデジャネイロパラリンピック陸上男子走り幅跳び銀メダリストの山本篤が出場し注目を集めた。

 山本は、北京パラリンピック、リオデジャネイロパラリンピックの走り幅跳び銀メダリスト。リオ後、スノーボードクロスでのパラリンピック挑戦を考え、今大会に初参加した。

決勝での滑り(撮影:越智貴雄)

決勝での滑り(撮影:越智貴雄)

 今大会、来年のピョンチャンパラリンピックでも開催される「スノーボードクロス」がおこなわれた。山本は、8日の予選では2本滑り、スピードにのり激しく転倒するシーンも見られたが持ち前の身体能力の高さをみせ2位。19日の決勝ラウンドは、1対1のトーナメント形式の対戦が行われ、前日の予選3位の選手に勝利し決勝戦へ。決勝戦では強化指定選手で今シーズン好調の小栗大地と対戦。序盤、先をいく小栗が転倒し、山本が抜き去りそのままゴールした。持ち前の勝負強さを見せ優勝した山本は「完全なる実力ではないにしろ、こういう試合形式の勝負の中で勝てたのは嬉しい。この大会を第一ステップにしていきたい。練習しかないなと思うので、今後頑張っていきます」と話した。

 来年開催のピョンチャンパラリンピック出場を見据えるには国際大会に出場をしていないことなどから難しい状況だが、競技関係者は「こういう難しいコースでの経験はまだまだ少ないと思うが、身体的能力は非常に高いと感じた。是非、スノーボードを盛り上げて頑張って欲しい」とエールを送った。

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