中西麻耶 今季世界ランク1位の大跳躍！ 大分パラ陸上2016
5m48cmのアジア新記録を更新した中西麻耶（撮影：越智貴雄）
9日、大分パラ陸上2016（大分県・大分銀行ドーム）の大会1日目が行われ、女子走り幅跳び（T44クラス＝下腿切断など）で、中西麻耶が持つアジア記録の5m27cmの記録を大幅に更新し5m48cmを跳んだ。2016世界ランキング1位のvan Gansewinkel Marlene選手（オランダ）の記録5m47cmを1cm上回り中西が世界ランキング1位となった。
アジア新の5m48cmを出した6本目の跳躍（撮影：越智貴雄）
競技後、中西は「（昨年10月の）IPC陸上世界選手権では踏切があわず、良い結果が出せなくてとても悔しいおもいをした。帰国後、コーチとともに、基礎の基礎を見直そうということで、基本の練習を繰り返した。その成果が結果に繋がりとても嬉しい。ただ、まだまだ自分の中では完成度の高い跳躍ではなく調整途中の段階。5m50cmをコンスタントに跳べるようにもっていければ、6mという数字が具体的に見えてくる。リオパラリンピックでは金メダルしか見えない」と力強く話した。
