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兎澤朋美が100mと走り幅跳びでアジア新記録樹立!【パラ陸上日本選手権】

走り幅跳びでアジア新記録を樹立した兎澤選手(撮影:越智貴雄)

 国内最高峰の大会であるパラ陸上の日本選手権(第2日)が27日、愛媛県松山市のニンジニアスタジアムで行われ、女子走り幅跳び(T63クラス=膝上切断など)で兎澤朋美選手(富士通)が優勝した。3回目の跳躍では追い風参考ながら4メートル96センチを記録。2回目に記録した4メートル88センチが公認され、自身が持つ記録を6センチ更新するアジア新記録となった。

 また、26日に行われた女子100メートル決勝(T63クラス)でも、兎澤選手は15秒55で優勝し、こちらもアジア新記録を樹立。大会2種目を制した。

 試合後、兎澤選手は「2本目がある程度うまくまとまったので、3本目は同じ再現を狙って臨みました。追い風参考にはなりましたが、以前から目標にしていた5メートルの跳躍に近づけたのは評価できると思います」と手応えを語った。今後に向けては、「 スピードっていうところが一番重要になってくると思うので、そこを上げるっていうところを第一にしたいです。今日の後半の跳躍では状態が突っ込み過ぎてしまって、崩れるっていうふうなところも見られたので、着地動作まで上手くまとめられれば、さらに良い記録が現実的になると思うので、練習を重ねて修正していきたいです」と意欲を見せた。

文:越智貴雄

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