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パラ水泳・山口尚秀が貫禄V 大会新記録で9月の世界選手権に弾み

水しぶきを切り裂く力泳。男子100メートル平泳ぎで大会新記録を樹立した山口尚秀選手(撮影:越智貴雄)

国際大会の日本代表選手選考戦を兼ねた「第28回日本知的障害者選手権水泳競技大会(WPS公認大会)」が29日、神奈川県の横浜国際プールで開催された。

男子100メートル平泳ぎ(T14=知的障害クラス)には、今年4月に世界記録1分2秒64を樹立した山口尚秀選手(四国ガス)が出場し、1分02秒82の大会新記録で優勝を果たした。

山口選手は同種目で、2021年東京パラリンピック金メダル、2024年パリパラリンピックでは銅メダルを獲得。今年9月にシンガポールで行われるパラ水泳の世界選手権では、金メダルが期待されている。

男子100メートル平泳ぎで力強く泳ぎ、大会新記録の1分02秒82で優勝を果たした山口尚秀選手(撮影:越智貴雄)

レース後、山口選手は「世界記録は目指していたんですけど、(1分)2秒台は出せたので良かったんじゃないかと思います。今年に限っては、世界選手権を控えているので、自分にできることをしっかりやっていけたらいいかなと思います。100メートル平泳ぎで金メダルをとっていきたいと思います」と語った。

文:越智貴雄

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