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日本、歓喜の金!世界新に迫る41秒22 男子4×100mリレー【東京デフリンピック】

表彰式、中央で金メダルを掲げる日本リレーチームのメンバー(撮影:越智貴雄)

東京で開催されている聴覚障害者スポーツの祭典「東京デフリンピック」は24日、駒沢陸上競技場で陸上男子4×100mリレー決勝が行われ、日本チーム(1走:岡本、2走:冨永、3走:坂田、4走:佐々木)が見事なバトンパスを連発し、世界新記録に迫る41秒22で金メダルをつかみ取った。
2位はアメリカで41秒69、3位はコロンビアで42秒15。

日本チームのアンカーを務め、大観衆の中でホームストレートを一気に加速して先頭でゴールした佐々木選手(撮影:越智貴雄)

バトンがアンカーへ渡った瞬間、日本とアメリカは横一線。しかし、そこから100メートルで銅メダルを獲得している佐々木琢磨が中盤で前へ飛び出すと一気に加速。大観衆から歓声が広がり、佐々木は右手を突き上げて先頭のままゴールした。勝負所での爆発力が日本チームを金へと押し上げた。

レース後、佐々木は「このメンバーで積み上げてきたものが形になりました。苦しい時期もありました。でも、みんなが一生懸命やってきた。その結果が金メダルです。本当に嬉しい。仲間に心からありがとうと言いたいです」と語った。

(取材・文:越智貴雄)

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