準決勝で米国破る キャプテンの池「金メダルへ道がひらけた！」 車いすラグビー世界選手権2018
スピードで相手を振り切りながら攻め込む池透暢（撮影：越智貴雄）
車いすラグビーの世界選手権大会5日目は9日、オーストラリアのシドニーオリンピックパークで準決勝が行われ、リオデジャネイロパラリンピック銅メダルで世界ランキング4位の日本は、世界2位のアメリカと対戦し、51-46で勝利した。
アメリカに勝利し、喜ぶ日本の選手たち（撮影：越智貴雄）
競技後、キャプテンの池透暢は「試合には、最初から最後まで、気をぬくことなく戦略を遂行するということだけに集中してのぞんだ。非常なタフな試合だったが、自分たちの持っている全てをコートで出し切り勝利をもぎとれた」と、笑顔で話し、明日のオーストラリアとの決勝戦については「リオデジャネイロパラリンピックでは、（準決勝で）アメリカに負けて決勝戦にいけなかった。しかし、この世界選手権でアメリカに勝利し、金メダルへの道がひらけたということなので、明日も気を引き締めて臨みたい。日本チームの底力を出し切って世界一に立ちたい」と、力強く話した。
車いすラグビーの世界選手権は、4年に1度開催されるパラリンピックと並ぶ世界最高峰の大会。世界各地域から12カ国が出場。予選は2グループに分かれて行われ、それぞれ上位2チームが準決勝に進む。日本チームの過去最高位は2010年バンクーバー大会の3位。
10日行われる決勝の日本の対戦相手は、予選グループで唯一負けたオーストラリア。試合は、16時（現地時間）から。
