カンパラプレス

ニュース

ニュース

キャプテン鈴木が2つ目の銀メダルで出場枠獲得 パラ競泳世界選手権2019

力強い泳ぎをみせる鈴木=写真は11日の個人メドレー(撮影:越智貴雄)

 ロンドンで開催されているパラ競泳の世界選手権。大会5日目の13日(現地時間)、男子50m自由形(S4=運動機能障がい)で鈴木孝幸(ゴールドウイン)が銀メダルを獲得。100m自由形に続いて2つ目の出場枠獲得となった。

銀メダルも感じている「進化」の手応え

 世界ランキング1位でこの種目に臨んだ鈴木。現地時間の午前に行われた予選では、唯一38秒を切る37秒98の全体トップで決勝進出を決めた。「水がしっかりとつかめている良い感覚が引き続きある」と語った鈴木は、10日の100m自由形の後半で出た体の浮き沈みを修正できていることも確認し、手応えをつかんでいた。

「しっかりと楽しみながら、決勝では自己ベスト更新を目指して頑張ります」

 その言葉通り、現地時間午後8時過ぎに行われた決勝では37秒56と自己ベストを更新。
「今できるベスト」という泳ぎを披露した。

 しかし、その鈴木を0,42秒上回る37秒14の世界新記録のタイムを叩き出したのは、予選では全体2着につけていたレスリー・キャメロン(ニュージーランド)だった。隣同士で泳いでいた2人だが、鈴木はタッチするまでは彼をほとんど意識せずに自分の泳ぎに集中していたという。

「僕がタッチをした時には、すでにもう着いていましたし、『フーッ!』という声が聞こえてきたので、それで彼が勝ったんだろうなと思いました。37秒5あたりを出せば金メダルが取れるかなと思っていたのですが、相手が予想以上の良いタイムを出したなと。ここで(国内競技団体が規定した2位以内に与えられる東京パラリンピック内定を)決められたら良かったのですが、それでも自己ベストを出せたので、自分は進化できているという気持ちがあります」

 そして、こう続けた。

「ただ、金メダルを取りたいという気持ちはやはりある。残りの種目で頑張りたいと思います」

 大会も残すところあと2日。鈴木は明日14日に男子200m自由形、15日の最終日には男子50m平泳ぎに臨む。最後まで頂点をつかむことを諦めるつもりはない。

(文・斎藤寿子)

page top