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銀の弾丸 マルセル・フグが世界新で優勝! 大分国際車いすマラソン2021

大分国際車いすマラソンで世界新記録を樹立した、スイスのマルセル・フグ=弁天大橋(撮影:越智貴雄)

 21日、世界最大規模の車いすマラソン大会「第40回記念大分国際車いすマラソン」が大分市で開催され、男子のフルマラソンで、スイスのマルセル・フグが、1時間17分47秒の世界新記録で優勝を果たした。1999年にハインツ・フライ(スイス)が打ち立てた1時間20分14秒(大分国際)の世界記録を22年ぶりに更新、大会3連覇で9度目の優勝となった。2位には、鈴木朋樹(トヨタ自動車)が入り、日本新記録を樹立。また、女子のフルマラソンは喜納翼が3回目の優勝を果たした。

 今大会から高低差の少ない新コースとなった、大分国際車いすマラソン。東京パラリンピックでトラック3種目とマラソンで金メダルを獲得した、銀の弾丸と称されるパラ陸上界の絶対王者フグの今大会での好記録に期待が高まっていた。序盤からほぼ先頭を走り続けたフグは、37キロ付近まで鈴木と先頭集団を形成していたが、上り坂で引き離し、一気に独走でゴールした。

 ゴール後の優勝者インタビューで、フグは「嬉しい気持ちと信じられない気持ちでいっぱいです。本当にみなさんの応援が助けになり力になりました」と、笑顔で話した。

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