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義足ジャンパー中西麻耶、5メートルジャンプで日本人初メダル「決意を持って戦うと言い聞かせた!」 パラ陸上世界選手権2017

最終跳躍の6本目で5mジャンプ。見事、銅メダルを獲得した(撮影:越智貴雄)

 15日、世界パラ陸上競技選手権ロンドン大会(大会2日目)が行われ、女子走り幅跳び(T44)で中西麻耶(うちのう整形外科)が6本目の跳躍で5メートルを跳び、今大会、日本人初メダルとなる銅メダルを獲得した。世界大会で、中西は初のメダル獲得。

競技後、笑顔で観客の声援に応えた中西(左)(撮影:越智貴雄)

 競技後、中西は「(5本目の後)コーチから自分の跳躍を信じろと言われた。(跳躍前)これができなかったたら何もできない。決意を持って戦うと言い聞かせた。攻めの気持ちをしっかり持って走りきり、跳躍できた」と笑顔で話した。

 5年前、同場所で行われたロンドンパラリンピックでは、精神的に悪い状態で結果がともわなかった中西だったが、今大会の雰囲気について「これまでは、近寄りたくもない場所だったが、ロンドンはとてもいい街になった。5年前の気持ちが吹っ切れたのがなによりの収穫だ」と話した。

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