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マルクス・レーム、幅跳び8m48で世界新! パラ陸上ヨーロッパ選手権

6本目、渾身の跳躍で、8m48cmの世界新記録を出したレーム(撮影:越智貴雄)

 パラ陸上のヨーロッパ選手権は25日(現地時間)、ドイツのベルリンで、男子走り幅跳び決勝(T64=下腿義足使用)が行われ、ドイツのマルクス・レームが、6本目の跳躍で、自身の持つ記録を超える、8m48cmの世界新記録で優勝した。
 種目が異なるので単純に当てはめることはできないが、2018年シーズンの男子走り幅跳び3位に相当する記録だ(8月25日時点)。

世界新記録を出し、笑顔のレーム(撮影:越智貴雄)

 子どもの頃からスポーツ好きだったレームは、2003年ウェイクボードの事故で右脚の膝から下を切断。その後、走り幅跳びを始め、2012年には初出場のロンドンパラリンピックで7m35cmを跳び、金メダルを獲得した。
 
 2015年10月のパラ陸上の世界選手権(カタール)では、8m40cmの記録で世界記録を樹立。この記録が、ロンドン五輪走り幅跳び金メダリスト(Greg Rutherford/英国)の記録を9cm上回っていたこともあり大きな話題となったが、同時に義足での踏み切りは有利ではないかという論議も起こった。

 2016年、リオデジャネイロパラリンピックでは、8m21cmの記録で大会連覇を果たす。先に開催されたリオデジャネイロ五輪の出場も目指していたが、国際陸連(IAAF)から五輪に出場するには、義足には有利性がないことを証明する事を求められた。専門家の協力も得て証明を試みるも、国際陸連からは「証明は不十分」と判断され、リオ五輪出場は叶わなかった。ただ、当時の国際陸連は、継続して義足の有利性を検証していく意向を示していた。

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