パラパワーリフティング/ Powerlifting
下肢障がいの選手によるベンチプレス。基本的にルールも一般のベンチプレスに準ずる。ただし、コーチが選手の車いすを押して舞台に上がり試技に付き添える点が大きく異なるラックの両サイドにアシスタントが付き、バーベルを持ち上げた後、あるいは持ち上げらえない場合、審判の指示によりバーを支える。全身が横たわれるベンチ台を使用し、足を伸ばして試技を行う。試技は3回。
1回の試技は①ラックからバーベルを外して静止、②審判の合図でバーベルを胸まで下げる、③再びバーベルを上げる、となっている。入場から③までを2分以内に行う。
審判は3人で2人以上が白旗を上げた場合、試技は成功(赤旗が上がると失敗)。一番重いバーベルを持ち上げた選手が勝つ。
競技は男女別、体重別(男女ともに10階級)に行われ、障がい別のクラスはない。
世界の最重量級のトップ選手は約300kgを挙上。同等の条件下で行われる健常者の記録を超えている。
対象選手:下肢に障がいのある肢体不自由
見どころ:下半身を使えない選手たちの力強さは一目瞭然。バーベルを持ちえ挙げる3秒間の戦いに夢中になる。
WEBサイト(競技団体):日本ディスエイブルパワーリフティング連盟
※パラリンピック枠にはないが、視覚障がい者や聴覚障がい者も競技者対象。